同窓会の予算と会費は、特に幹事さんが悩むポイントでですよね。

この記事では、同窓会の予算の組み方を以下の3つのポイントで解説します。

✅同窓会の予算の作り方のポイント

  • 予算=「会場費」+「飲食代」+「運営費」+「予備費」で構成される
  • 参加率を下げないための年代・会場別の相場と適正価格
  • 赤字を避けるための「固定費」「変動費」の考え方

初めての幹事の方も迷わず決められるようにわかりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

同窓会の予算はどう決める?まず押さえたい基本ポイント


同窓会の予算づくりは、最初に「何を基準に考えるか」を整理することが大切です。

ここでは、会費設定の土台となる次の3つのポイントを解説します。

✅同窓会の予算の作り方のポイント

  • 予算=「会場費」+「飲食代」+「運営費」+「予備費」で構成される
  • 参加率を下げないための年代・会場別の相場と適正価格
  • 赤字を避けるための考え方

順番に見ていきましょう。

同窓会の予算=「会場費」+「飲食代」+「運営費」+「予備費」で構成される


同窓会の予算の中身は「会場費・飲食代・運営費・予備費」の4つ。

同窓会は単なる飲み会ではなく、設備利用や案内状の準備、恩師へのプレゼントなど複数の費用が発生するイベントです。

この4つの費用を項目別に整理することが、無理のない予算づくりの第一歩になります。

✅同窓会の予算の項目別の割合と内訳

費用項目 一般的な割合 主な用途
会場費 20〜40% 会場貸切料、音響設備、マイク、プロジェクター、ステージ、受付スペース
飲食代 40〜60% コース料理、ビュッフェ、飲み放題、追加ドリンク
運営費 5〜15% 案内状印刷・郵送、名札、受付備品、記念品、恩師への花束・ギフト
予備費 5〜10% ドタキャン対応、当日の追加購入、延長料金、トラブル対応

例えば、100名規模の同窓会をレストランで開催する場合には以下のように考えて、1人当たりの予算を割り出すことができます。

✅100名の同窓会をレストランで開催する例

費用項目 割合の目安 金額例 内容
会場費 約30% 100,000円 会場貸切、音響・マイク、プロジェクター利用
飲食代 約55% 600,000円(6,000円 × 100名) コース料理+飲み放題(ホテル標準プラン)
運営費 約10% 50,000円 名札、受付備品、案内状印刷・郵送、恩師への花束(2名分)
予備費 約5% 40,000円 ドタキャン対応、当日の追加購入、延長料金など
合計 100% 790,000円 1人あたり約7,900円 → 会費設定8,000円が妥当

年代別・会場別の相場とも照らし合わせてみて上記の考え方で同窓会の予算を組んでいけば、会費について「高いのでは」と聞かれたときにも参加者に納得のいく説明ができますよ。

参加率を下げないための年代・会場別の会費の考え方と相場


参加率を下げないためには「参加者が納得できる会費」に設定することが重要。

会費が高すぎると参加をためらう人が増え、逆に安すぎると内容が貧弱になり満足度が下がってしまうからです。

年代別・会場別の同窓会の会費の相場は以下の一覧表の通りです。

✅同窓会の年代別・会場別の会費の目安

年代 想定シーン おすすめ会場タイプ 年代別の目安会費 会場別の目安会費
20代 卒業後まもない同窓会・気軽な集まり 居酒屋・カジュアルレストラン 5,000〜8,000円 3,000〜6,000円
30〜40代 仕事・家庭が落ち着き始めた頃の同窓会 一般レストラン・ホテル宴会場 7,000〜10,000円 5,000〜10,000円
50代 節目の年の記念同窓会 ホテル宴会場・結婚式場 8,000〜15,000円 8,000〜15,000円
60代以上 退職後・節目を祝う特別な同窓会 高級ホテル・結婚式場 8,000〜30,000円 10,000〜30,000円

例えば、30〜40代の同窓会では7,000〜10,000円が一般的な相場で、この範囲であれば「高すぎる」と感じる人が少なく、会場の質も確保しやすい傾向があります。

適正な会費の金額は“参加者の心理と会の質のバランスが取れた金額”。

この視点を持つことで参加率を維持しながら満足度の高い同窓会を実現できますよ。

赤字を避ける予算の組み方5ステップ


赤字を避けるには予算を立てる段階で「現実的な参加人数を想定し、固定費を人数で割って会費を算出する」ことが不可欠。

同窓会の費用には人数に関係なく発生する「固定費」があり、参加人数が想定より少ないと一気に赤字になってしまいます。

「固定費?なんだか難しそう・・・」と感じるかもしれませんが、赤字を避けるためにはぜひ知っておきたい予算の考え方です。

具体例で丁寧に解説していくのでぜひ読んでみてくださいね。

同窓会の会費は「固定費」と「変動費」に分けられます。

✅同窓会の固定費と変動費

  • 固定費:参加人数に関係なく発生する。会場費・運営費
  • 変動費:参加人数によって変動する。飲食代

固定費は参加人数に関係なく発生するので、参加人数が少なくなると1人当たりの負担が増えてしまうという特徴があります。

例えば、会場費が10万円、運営費が5万円、飲食代が1人5,000円の場合、参加者が100名なら会費は約6,500円で済みますが、70名に減ると約8,000円が必要になります。

「じゃあ、具体的にどうやって予算に落とし込むの?」

5つのステップと具体例で解説していきます。

✅赤字を避けるための同窓会の予算の組み方5ステップ

  1. ①固定費と変動費を分けて考える
  2. ②参加人数を「楽観・標準・悲観」の3パターンで想定する
  3. ③3パターンで1人あたりの必要会費を計算する
  4. ④会費設定は「悲観ライン」を基準に決めるのが安全
  5. ⑤予備費を5〜10%確保しておくとさらに安心

先ほどと同じく100名規模の同窓会として予算を組んでみましょう。

①固定費と変動費を分けて考える

まずは人数に関係なく発生する「固定費」と人数によって変動する「変動費」に分けて考えます。

〇固定費(人数に関係なく発生)

  • 会場費:100,000円
  • 運営費:50,000円

固定費合計:150,000円
〇変動費(人数に比例して増減)

  • 飲食代:1人6,000円

②参加人数を「楽観・標準・悲観」の3パターンで想定する

  • 楽観:100名
  • 標準:80名
  • 悲観:60名

③参加人数の3パターンで1人あたりの会費を計算する

固定費+変動費の合計額を人数で割ることで、赤字にならない会費がわかります。

楽観(100名参加)

  • 固定費:150,000円
  • 変動費:6,000円 × 100名=600,000円

合計:750,000円
1人あたり:7,500円

標準(80名参加)

  • 固定費:150,000円
  • 変動費:6,000円 × 80名=480,000円

合計:630,000円
1人あたり:7,875円

悲観(60名参加)

  • 固定費:150,000円
  • 変動費:6,000円 × 60名=360,000円

合計:510,000円
1人あたり:8,500円

④会費設定は「悲観ライン」を基準に決めるのが安全

これで、参加人数別の赤字にならない会費がわかりましたね。

悲観的な参加人数で赤字にならない会費にするのが安全ですが、実務的にはキリの良い数字かどうか、参加しやすい金額かどうかも考えて総合的に判断することになります。

キリの良い数字にしないと、当日のおつりの管理が大変になってしまいます。

例で考えてみましょう。

60名でも赤字にならない会費は8,500円だが、キリが悪いので 8,000円 or 9,000円 に調整するのが一般的。

8,000円にすると参加しやすいが、60名の場合は赤字の可能性があり、9,000円にするとどの人数でも黒字を確保できる。

幹事としては、「参加率を重視するなら8,000円」「赤字回避を最優先なら9,000円」という判断をすることになる。

⑤予備費を5〜10%確保しておくとさらに安心

予備費があるだけで、当日のトラブル対応がぐっと楽に。

例で考えてみましょう。

  • 予備費:40,000円(全体の約5%)
  • 当日キャンセル3名分(6,000円 × 3=18,000円)もカバー可能

このように、人数が変わるだけで必要な会費は大きく変動します。

人数想定と計算を丁寧に行うことが、赤字を防ぎ幹事の負担を軽減する最も確実な方法です。

同窓会の予算を組む際には、一度は計算しておくと良いですよ。

同窓会の予算Q&A


同窓会の予算について、幹事さんが悩むポイントをQ&Aにまとめました。

会費が高いと言われたら?

今回の予算の組み立てが役立ちます。

会場費・飲食代などの内訳を共有し、金額の根拠を丁寧に説明すると納得してもらいやすくなりますよ。

必要に応じて早割や事前徴収など、参加しやすい工夫を加えるのも効果的。

ドタキャンの費用はだれが負担する?

飲食代は当日キャンセルでも発生することが多いため、幹事が負担すると赤字の原因になります。

事前にキャンセル規定を明記し、当日分は予備費でカバーするのが現実的です。

会費に男女差をつけるのはアリ?

最近の同窓会では 男女同額がもっとも無難でトラブルが少ないです。

ただ、地域や学校によっては「昔から男性が少し高め」という文化が残っていることも。

この場合は、慣習として受け入れられているかどうかが判断基準になります。

会費に男女差をつける場合には、事前に説明しておきましょう。

恩師の会費はどう扱う?

一般的には「恩師は無料」が多いです。

参加者全員で負担する形にし、運営費に含めるか会費に数百円上乗せして調整します。