忘年会の挨拶の順番は幹事・司会が開会、役職順位1位の人がはじめの挨拶、3位の人が乾杯、2位の人が締めを担当し、最後に幹事・司会が閉会の流れが一般的です。

ただし、会社の慣例や参加人数、来賓の有無によって、挨拶を担当する人や進め方が変わることもあります。

この記事では、忘年会の挨拶の順番と担当者を早見表でわかりやすくまとめ、司会進行の例文や、誰に頼むか迷ったときの決め方までご紹介します。

忘年会の挨拶の順番と司会進行の例文

まずは、一般的な忘年会の挨拶の順番と持ち時間を一覧で確認しましょう。

挨拶名をクリックすると、詳しい説明と例文へ移動できます。

✅忘年会の挨拶の順番

挨拶 挨拶をする人 持ち時間の目安
開会宣言 幹事・司会 20〜30秒
はじめの挨拶 役職が1番高い人 2〜3分
乾杯の挨拶 役職が3番目に高い人 30秒〜1分
中締め・締めの挨拶 役職が2番目に高い人 2〜3分
閉会宣言 幹事・司会 20〜30秒

担当者や持ち時間はあくまで目安のため、会社の慣例や忘年会の規模に合わせて調整してくださいね。

1.開会宣言|幹事・司会が忘年会の開始を伝える

開始時間になったら、司会が忘年会の開会を宣言します。

会場内がまだにぎやかな場合は、すぐに話し始めず、参加者の視線が集まるのを待ちましょう。

開会宣言に長い挨拶は必要ありません。

参加へのお礼、開会の言葉、司会者の自己紹介を入れ、20〜30秒ほどで簡潔にまとめると、その後の進行もスムーズです。

【司会・幹事の例文】

「皆さま、お待たせいたしました。

本日はお忙しい中、株式会社○○の忘年会にお集まりいただき、ありがとうございます。

ただいまより、忘年会を始めます。

本日の司会を務めます、○○部の○○です。

短い時間ではございますが、皆さまに楽しんでいただけるよう進めてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします」

2.はじめの挨拶|参加者の中で最も役職が高い人に依頼する

開会宣言の後は、参加者の中で最も役職が高い人にはじめの挨拶をお願いするのが一般的です。

全社の忘年会なら社長や役員、部署単位なら部長などが担当します。

業績報告のように詳しく話すのではなく、2〜3分を目安に、一年の労をねぎらう内容を中心にするとよいでしょう。

【司会の例文】

「それでは、はじめの挨拶を○○社長よりいただきます。

○○社長、よろしくお願いいたします」

【はじめの挨拶の例文】

「皆さん、今年も一年、本当にお疲れさまでした。

振り返ればさまざまな出来事がありましたが、無事に一年を締めくくることができるのは、皆さん一人ひとりが力を尽くしてくれたおかげです。

心より感謝しています。

今夜は仕事の話から少し離れ、おいしい料理とともに、ゆっくり楽しい時間を過ごしてください」

挨拶が終わったら、司会は「○○社長、ありがとうございました」とお礼を伝え、乾杯へつなぎます。

3.乾杯の挨拶|役職が3番目に高い人へお願いするのが一般的

乾杯の挨拶は、参加者の中で役職が3番目に高い人にお願いするのが一般的です。

参加者の顔ぶれによっては、部署の代表者や若手社員など、役職順位とは別の基準で担当者を選ぶケースもあります。

司会は、参加者全員に飲み物が行き渡っていることを確認してから、乾杯の発声を依頼しましょう。

料理を前に参加者を長く待たせないよう、乾杯の挨拶は30秒〜1分程度にまとめます。

【司会の例文】

「続きまして、○○課長に乾杯のご発声をお願いいたします。

皆さま、グラスのご用意をお願いします。

それでは○○課長、よろしくお願いいたします」

【乾杯の挨拶の例文】

「ただいまご紹介いただきました○○です。

僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。

皆さん、今年も一年お疲れさまでした。

来年も私たちらしく、力を合わせて進んでいきましょう。

それでは、皆さんの健康と株式会社○○のさらなる発展を願いまして、乾杯!」

乾杯の後は、司会が「ありがとうございました」とお礼を伝えます。

続けて「それでは皆さま、お食事とご歓談をお楽しみください」と案内し、歓談へ移ります。

4.中締め・締めの挨拶|役職が2番目に高い人に依頼する

忘年会の終わりが近づいたら、参加者の中で役職が2番目に高い人に、中締めまたは締めの挨拶をお願いします。

中締めには会をひと区切りにして、退席する人に配慮する意味があります。

締めの挨拶では、一年を無事に終えられたことへの感謝や、来年に向けた言葉を伝えます。

挨拶を始める目安は、終了予定時刻の10〜15分前です。

締めの挨拶自体は、2〜3分程度にまとめてもらいましょう。

歓談中の参加者に注目してもらえるよう、司会は少しゆっくり、はっきりと案内します。

【司会の例文】

「皆さま、お食事とご歓談をお楽しみのところ恐れ入ります。

楽しい時間はあっという間ですが、終了のお時間が近づいてまいりました。

ここで、○○専務より締めのご挨拶をいただきます。

○○専務、よろしくお願いいたします」

【締めの挨拶の例文】

「皆さん、本日はありがとうございました。

こうしてゆっくり顔を合わせて話してみると、あらためて周りの人に支えられて仕事ができていることを感じます。

今年一年の頑張りを、来年の新しい力につなげていきましょう。

年末年始はどうぞゆっくり休み、また元気な姿でお会いできればと思います。

以上をもちまして、締めの挨拶とさせていただきます」

一本締めや三本締めなどを行う場合は、締めの挨拶をする人と事前に形式を確認しておきましょう。

司会者と挨拶する人の両方が進行するつもりでいると、手締めを二度行うことになりかねません。

5.閉会宣言|幹事・司会が忘年会を締めくくる

締めの挨拶が終わったら、幹事または司会が閉会を宣言します。

参加者や挨拶を担当してくれた人へのお礼を伝え、忘年会を正式に終了しましょう。

閉会宣言は20〜30秒を目安にまとめます。

このとき、退店時間や二次会の案内、忘れ物への注意など、必要な連絡事項もまとめて伝えます

案内が長くなると再び会場がざわつきやすいため、要点だけを簡潔に伝えることが大切です。

【司会・幹事の例文】

「○○専務、ありがとうございました。

以上をもちまして、株式会社○○の忘年会を閉会いたします。

皆さま、本日は最後までご参加いただき、ありがとうございました。

お帰りの際は、お手回り品やお忘れ物がないかご確認ください。

なお、二次会に参加される方は、この後○時に会場入口へお集まりください。

どうぞお気をつけてお帰りください」

忘年会の司会進行では、気の利いた話をしようと無理をする必要はありません。

誰が、いつ挨拶するのかを事前に確認し、参加者に聞こえる声で、ひとつずつ丁寧につないでいけば十分です。

忘年会全体の進行表や司会台本については、忘年会の司会進行を詳しく解説した記事も参考にしてください。

忘年会とほかの宴会では挨拶の順番が違う?

忘年会と新年会は、挨拶の内容こそ異なるものの、開会から乾杯、締め、閉会までの進め方はほぼ共通しています。

ただし、歓迎会や送別会のように主役がいる宴会では、迎えられる人や送り出される人の挨拶を加えます。

宴会ごとの主な違いを、次の表で確認しましょう。

宴会の種類 基本的な挨拶の順番 追加する挨拶
忘年会 開会宣言→はじめの挨拶→乾杯→締めの挨拶→閉会宣言 原則なし
新年会 忘年会と同じ 原則なし
歓迎会 基本の流れに主役の挨拶を加える 迎えられる人の自己紹介や挨拶
送別会 基本の流れに主役の挨拶を加える 送り出される人の挨拶

新年会は忘年会と同じ順番が基本

新年会には特定の主役がいないため、挨拶の順番は忘年会と基本的に同じです。

幹事や司会による開会宣言から始まり、役職が最も高い人の挨拶、乾杯、締めの挨拶、閉会宣言の順に進めます。

忘年会との違いは、挨拶の内容です。

忘年会では一年の振り返りや労をねぎらう言葉が中心になりますが、新年会では新年の挨拶や今年の目標、今後への期待などを盛り込みます。

挨拶の担当者と順番は変えず、話す内容を新年向けに置き換えると考えるとわかりやすいでしょう。

歓迎会・送別会では主役の挨拶を加える

歓迎会や送別会には主役がいるため、通常の宴会の流れに主役の挨拶を加えます。

歓迎会では、乾杯後や歓談の途中に、迎えられる人の自己紹介や今後の抱負を話してもらうのが一般的です。

送別会では、花束や記念品の贈呈後、締めの挨拶の前に、送り出される人から感謝や今後について話してもらいます。

歓迎と送別を同時に行う歓送迎会では、送り出される人への挨拶や記念品の贈呈を先に行い、その後、新たに迎える人を紹介すると進行が自然です。

「開会・乾杯・締め」という基本の順番はそのままに、主役の挨拶を途中へ加えるのがポイントです。

主役が複数いる場合は、一人あたりの持ち時間を1〜2分程度に決め、挨拶の順番とタイミングを事前に伝えておきましょう。

忘年会の挨拶は誰に頼む?迷ったときの決め方

忘年会の挨拶の順番が決まっても、誰に担当してもらうか判断に迷うケースがあります。

忘年会の挨拶を誰に頼むか迷ったときは、「過去の進行や社内の慣例を確認する→上司や責任者に相談する→役職順を目安に決める」の順で判断しましょう。

前例がない場合や判断に迷う場合は、幹事だけで決めず、上司や忘年会の責任者へ相談してから依頼すると安心です。

同じ役職の人が複数いる場合

同じ役職の人が複数いる場合は、部署、勤続年数、業務上の立場、忘年会との関わりなどを踏まえて検討しましょう。

たとえば、同じ部長職が複数人参加する忘年会では、忘年会を主催する部署の部長にはじめの挨拶を依頼する方法があります。

全社的な忘年会で担当者を決めにくいなら、執行役員を兼ねている人や管轄範囲が広い人を優先する方法も。

候補者の立場に明確な差がないときは、上司や責任者に候補者を伝え、誰に依頼するのが適切か確認するのが確実です。

挨拶をお願いした後に変更すると双方に気を遣わせてしまうので、確認を済ませてから正式に依頼しましょう。

社長や役員、社外の来賓が参加する場合

社長や役員が参加する忘年会では、最も役職が高い人にはじめの挨拶をお願いするのが一般的。

役職が2番目に高い人には締めの挨拶、3番目に高い人には乾杯の挨拶を依頼します。

ただし、会社独自の慣例がある場合はそちらを優先しましょう。

取引先や社外の来賓が参加する場合は、まず主催者側の代表者がはじめの挨拶を行い、その後に来賓代表からひと言いただく流れが自然です。

社内と社外の役職を単純に比較して決めるのではなく、来賓へ依頼する前に、必ず上司や責任者へ挨拶の順番を確認することが大切です。

会社名、部署名、役職名、氏名の読み方も確認して司会に伝えましょう。

少人数で同じ人が複数の挨拶を担当する場合

少人数の忘年会では同じ人が複数回、挨拶してもOKです。

5〜10人の忘年会なら、幹事が開会宣言を行い、最も役職が高い人がはじめの挨拶と乾杯を続けて担当しても問題なし。

締めの挨拶を役職が2番目に高い人へ依頼し、最後に幹事が閉会を伝えれば、忘年会をすっきりと締めくくれます。

参加者がさらに少ない場合は、はじめの挨拶と乾杯をひとつにまとめたり、締めの挨拶と閉会宣言を同じ人が担当したりしてもよいでしょう。

少人数の忘年会では、形式にこだわって何度も歓談を中断するより、会の流れが途切れないように挨拶の回数を調整することが大切です。

少人数であっても、挨拶を当日に突然お願いするのはNGです。

タイミングと持ち時間を事前に伝えておいてくださいね。

忘年会の挨拶を依頼するときに幹事が押さえたいポイント

忘年会の挨拶を依頼するときは、担当してほしい挨拶の種類、出番の順番、持ち時間を具体的に伝え、事前に了承を得ておくことが大切。

「当日ひと言お願いします」とだけ伝えると、挨拶の長さや内容が想定と合わず、進行が滞る可能性も。

本人へ直接、できるだけ早めに依頼する

挨拶の担当者が決まったら、忘年会の直前まで待たず、できるだけ早めに本人へ依頼します。

社内の上司へお願いする場合は、まず口頭で都合を確認し、了承を得てからメールや社内チャットで詳細を送ると丁寧です。

取引先や来賓へ挨拶をお願いする場合は、上司や責任者から依頼してもらうことも検討しましょう。

忘年会の日時と参加者が固まり次第、遅くとも1〜2週間前までには依頼すると安心です。

挨拶の種類・順番・持ち時間を具体的に伝える

挨拶の種類、出番の順番、持ち時間の3点をセットで伝えることが、当日の進行をスムーズにするポイントです。

✅挨拶の時間の目安

  • はじめの挨拶:2〜3分
  • 乾杯の挨拶:30秒〜1分
  • 締めの挨拶:2〜3分

「短めにお願いします」という曖昧な伝え方ではなく、具体的な時間を示したほうが、依頼された人も内容をまとめやすくなりますよ。

忘年会の目的や参加者の顔ぶれを共有する

挨拶を依頼する人には、参加人数、参加する部署、来賓や取引先の有無、会場の雰囲気などを事前に共有しておきましょう。

担当者が挨拶に慣れていない場合は、幹事から簡単な構成や例文を渡すと親切です。

ただし、挨拶の内容を細かく指定しすぎると、相手に負担を感じさせてしまうことがあります。

話してほしい内容は要点だけを伝え、具体的な言葉は担当者に任せると、自然な挨拶になりやすいでしょう。

数日前に進行を再確認する

忘年会の数日前には、担当する挨拶と順番をあらためて本人にも確認しましょう。

当日の集合時間や受付方法、司会から紹介された後に登壇する流れなども共有しておくと、挨拶の担当者が迷わず行動できますよ。

司会者は、役職名や氏名の読み方に誤りがないかも確認しておきましょう。

当日は受付の際に到着を確認し、挨拶の少し前に司会から声をかけます。

急な欠席や到着の遅れに備え、挨拶を代わりにお願いできる人もあらかじめ決めておくと安心です。

忘年会の挨拶と進行をスムーズにする会場選びのポイント

忘年会の会場を選ぶときは、料理やアクセスだけでなく、「挨拶がきちんと届くか」という視点も持っておきたいところ。

会場選びのポイントをまとめました。

挨拶がきちんと届く音響設備がある

忘年会では、開始時刻になっても会場がにぎやかなことがあります。

マイクの有無はもちろん、会場の後方まで声が届くか、音が反響しすぎないかも確認しておきましょう。

司会用と挨拶用のマイクをそれぞれ用意できれば、登壇するたびに受け渡す必要がなく、進行がスムーズです。

余興や映像上映を予定している場合は、プロジェクターやスクリーン、BGMを流す設備についても確認が必要です。

会場への確認は「マイクがありますか」だけで終わらせず、忘年会が始まる前に音量や聞こえ方を確認できるかまで聞いておくと安心です。

どの席からも挨拶する人が見える

ステージがあるなら問題ありませんが、ステージがない場合でも、会場の前方に挨拶用のスペースをつくり、参加者から見えるようにできれば大丈夫。

下見の際は、柱や背の高い装花、スクリーンなどで視界が遮られないか、実際に客席へ座って確かめてみましょう。

参加者が椅子を大きく動かしたり、振り返ったりしなくても挨拶する人を見られる配置が理想です。

挨拶する人が前へ出やすいレイアウトにできる

乾杯や締めの挨拶をお願いした人が会場の奥に座っていると、前へ出るまでに思いのほか時間がかかります。

挨拶を担当する人の席は、上座とのバランスも考えながら、できるだけステージや挨拶スペースに近い位置へ配置します。

受付から開会、乾杯、歓談、締めまでの流れを思い浮かべながら会場内を歩いてみると、図面だけではわからない動きにくさにも気づけます。

会場スタッフと当日の進行を共有できる

忘年会当日の幹事は、受付や司会、参加者への対応など、やることがたくさん。

そこへ飲み物の準備やマイクの受け渡し、照明の切り替えまで加わると、進行に集中できなくなってしまいます。

宴会に慣れたスタッフがいる会場なら、乾杯までに全員のグラスを用意したり、締めの挨拶に合わせて料理の提供を調整したりと、幹事だけでは手が回りにくい部分を支えてもらえます。

余興や映像上映がある場合も、機材を操作するタイミングや照明を切り替える場面を事前に相談しておくと安心です。

会場を予約するときは、進行表を共有できるか、当日は誰が担当してくれるのかを確認しておきましょう。

設備がそろっているだけでなく、幹事と一緒に忘年会の流れを考えてくれる会場を選ぶことが、当日の余裕につながります。

挨拶は数分ほどでも、その声がきちんと届き、参加者が自然に耳を傾けられるかどうかで、忘年会全体の印象は変わります。

「聞こえる」「見える」「動きやすい」の3点を確かめ、幹事も参加者と一緒に忘年会を楽しめる会場を選びましょう。

会場の広さや料金、アクセスなども含めて比較したい方は、忘年会会場の選び方もあわせてご覧ください。

挨拶や余興が伝わる忘年会ならベニーレ・ベニーレへ

リストランテ ベニーレベニーレの忘年会会場

新宿三丁目駅直結のリストランテ ベニーレベニーレは、少人数の部署忘年会から最大300名規模の貸切まで対応可能です。

ワイヤレスマイクやスクリーン、プロジェクターなどもオプションとして利用でき、経験豊富なパーティープランナーが、料理やドリンクだけでなく、当日の進行までサポートするため、初めて幹事を担当する方も安心です。

「挨拶はどこで行う?」「余興ではどの設備が必要?」といった段階から、お気軽にご相談ください。

詳しくは、ベニーレベニーレの忘年会・新年会プランをご覧ください。